ドメーヌ・ツィント・フンブレヒト　リースリング　ブランド　グラン・クリュ　2022
Domaine Zind-Humbrecht　Riesling Brand Grand Cru

1959年創業の高品質アルザスワインを造る一流ワイナリー。フンブレヒト家の歴史は1620年に遡り、高名な5つのグラン・クリュを含む40haの自社畑を所有しています。ビオディナミ農法を実践し、畑のテロワールの特長を最大限に表現しています。
テュルクハイム村のグラン・クリュ　ブランド。ブランドは「火の土地」を意味し、古い文献によると流れ出た溶岩に由来しています。東南向きの急斜面で、花崗岩、黒色雲母等を含む土壌です。この地で太陽とドラゴンが戦い、負けたドラゴンはこの畑の地下の洞窟に引き下がったという伝説が表すように、ブランドは早熟で暑く、日照条件に恵まれたテロワールです。さんさんと降り注ぐ太陽とその光をしっかりと受け止める土壌から、白い果実やアカシアのハチミツ、砕けた石などが感じられる芳しく濃厚な香りに、熟した酸、偉大な深みと複雑性、同時に優雅さを持った、凝縮度の高い長期熟成可能なリースリングが生まれます。
2022年の暑い夏において、幸いにもブランドは8月に降雨があり、水分ストレスを避けることができました。2022年ヴィンテージの豊かなブドウの発酵を完了するのに長い時間がかかりました。インダイス1（残糖1g／L）。

香りは印象的で正確で、花崗岩質土壌に特有の湿った石の香りがします。ブランドの畑の若樹で造るロッシュ・グラニティックよりも、引き締まっていて緊張感がありますが、空気に触れると開き白い果実のアロマが現れます。口当たりはボリュームとともに緻密なミネラルが感じられ、緊張感があり官能的です。余韻はドライで長く、豊かさを感じます。

このワインの豊かな味わいは、上質な肉質の煮豚、脂ののった豚肉料理、シャルキュトリーなどとよく合います。また、ホタテ貝、ロブスター、カニ、エビのような、より甘味のある魚やシーフードなどとおすすめです。クリーム系のソースを添えた調理方法やマリネした川魚とも好相性。生クリームを添えたタイのタルタル、マスの燻製、お寿司（やや甘味のあるドライ過ぎない酢飯）など日本の高級料理ともおすすめです。