ルイ・ジャド　シャブリ　グラン・クリュ　プルーズ　2021
Louis Jadot　Chablis Grand Cru Preuses

160年を超える歴史を持つブルゴーニュの名門ルイ・ジャド。約200haもの自社畑を所有するブルゴーニュ有数の大ドメーヌであるとともに、優れた品質のワインを提供するネゴシアン・エルブールとしても高い評価を受けています。
シャブリはブルゴーニュ地方の北部にあり、ディジョンとパリの行程のちょうど中間に位置します。大陸性気候（冬は非常に寒く夏は暑い）と、泥灰土と石灰岩土壌がうまく組み合わさり、特徴的なシャブリの性格を形成しています。シャブリほど地質と結びつきの強いぶどう畑は他に例を見ません。主な地層は1億5千年前のジュラ紀後期のキンメリジャンで、岩の中にカキ殻の小さな破片が認められます。ブルゴーニュが当時、やや深く暖かい海に覆われていたことを物語っています。7つのシャブリ・グラン・クリュの中で、プルーズの畑は、スラン川右岸に連なるグラン・クリュ群の北西に位置します。「プルーズ」の名前は「石（pierre）」に由来しているとも言われています。畑は南から南西を向き、日照に恵まれています。表土は薄くはありませんが、岩が砕けてできた水はけのよい土壌です。強いミネラル感を持ち、シャブリ　グラン・クリュの中でもとりわけピュアで気品のあるスタイルが特長です。熟成により素晴らしく発展します。

若いときはアカシア、スイカズラなどの花の香りが感じられ、熟成を経るにつれ複雑さを増していきます。心地よいミネラル感があり、豊かな味わいで長い余韻が続きます。

スタンダードシャブリも便利ですが、上級レンジはさらに、お料理との組み合わせの幅が広がります。豊かでアロマが複雑なので、さまざまな料理に合わせることができます。ソースを添えた魚料理、クリームソースの豚肉、鶏肉料理、フォアグラなど、また、天ぷら、炙った白身の寿司などとも好相性です。山羊のチーズにもよく合います。