オーストラリアのペンフォールズから
シニア・ワインメーカー「ステファニー・ダットン」さん来日
オーストラリアを代表するワイン「ペンフォールズ」とは?
先日幸運にも、オーストラリアを代表するワインブランド、ペンフォールズのシニア・ワインメーカーを務める「ステファニー・ダットン」さんのお話を伺いながらグランジを含むワインを試飲する機会に恵まれました。
ペンフォールズは1844年の創業以来、比類なき傑出したワインを生産することで知られているワイナリー。ワイン&スピリッツ誌の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を歴代最多の29回も受賞するなど世界最高峰のワイナリーの1つとしてその地位を確立しています。
ペンフォールズのワイン造りの哲学は「一貫性のあるハウススタイル」。異なる地域の、異なるブドウ品種から最適なブドウを厳選してブレンドすることで、一貫したハウススタイルを毎年表現しています。
先日幸運にも、オーストラリアを代表するワインブランド、ペンフォールズのシニア・ワインメーカーを務める「ステファニー・ダットン」さんのお話を伺いながらグランジを含むワインを試飲する機会に恵まれました。
ペンフォールズは1844年の創業以来、比類なき傑出したワインを生産することで知られているワイナリー。ワイン&スピリッツ誌の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を歴代最多の29回も受賞するなど世界最高峰のワイナリーの1つとしてその地位を確立しています。
ペンフォールズのワイン造りの哲学は「一貫性のあるハウススタイル」。異なる地域の、異なるブドウ品種から最適なブドウを厳選してブレンドすることで、一貫したハウススタイルを毎年表現しています。
何人ものワインメーカーがいても「一貫したハウススタイル」を実現できていることに驚きます。酒質をチェックする時、ワインメーカー全員で10脚ずつ並べて20フライトの試飲を行う(1日合計200アイテム)。
ペンフォールズの品質のレベルに達しているか、1つ前のヴィンテージと味わいに共通点があるか、を念頭に置ながら各自試飲を進めていく。
「ハウススタイル」と「ヴィンテージの個性」のどちらに重きを置いているわけではないが、20年経った時にきちんと「ハウススタイル」が上位に感じられるような品質を選んでいると聞きました。
ワインメーカーたちによって脈々と引き継がれてきたペンフォールズの「ハウススタイル」をぜひ皆さんにも感じながら楽しんで頂けたらと思います。
NEW VINTAGE新ヴィンテージをテイスティング
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BIN51 イーデン・ヴァレー リースリング 2022
標高が500mと高いため、きりっとした酸味が味わいを引き締め、かなりドライ。
シトラス、ライムなどの柑橘のような香りと白いお花を思わせるような香り、そしてクリーンでピュアな果実味があり、ストレートに楽しめます。現在は2018年を取り扱い中。 -
BIN144 ヤッターナ シャルドネ 2020
「白のグランジ」と呼ばれるヤッターナ。赤の「グランジ」と並んでペンフォールズのフラッグシップワインです。
2020年はアデレード・ヒルズ、タスマニア、タンバランバの3つの産地のブドウを使用。
フレンチオークのバリックで9カ月熟成。
86%が新樽、残りが1年使用樽を使用。
バレルテイスティングで使用するバレルを決めるが、選ばれなかったバレ ルとの品質の差は本当にわずか。
選ばれなかったバレルは冷涼なシャルドネBIN311へ使用されている。現在は下記を取り扱い中。
2015年:98点(ジェームス・サックリング、ニック・ストック)
2016年:96点(ワインスペクテイター、ジョー・クツヴィンスキ)
2018年:ホワイト・オブ・ザ・イヤー(ファインワインマガジン) -
BIN407 カベルネ・ソーヴィニヨン 2020
「カベルネ・ソーヴィニヨンのグランジ」と呼ばれるカベルネ・ソーヴィニヨン100%の赤ワイン。
オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンの教科書的な味わいともいわれています。
月桂樹、セージ、黒すぐりの香りがあり、リリース当初から親しみやすが、熟成も可能。 現在は2019年を取り扱い中。 -
BIN389 カベルネ・シラーズ 2020
とても人気のある1本で「ベイビー・グランジ」とも呼ばれます。
カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズのブレンドはまさにこれぞオーストラリアン・ブレンド。
2019年は冷涼な年だったが、2020年は暑く、山火事なども発生した年。
現在は2017年、2019年を取り扱い中。 -
セント・アンリ シラーズ 2019
大樽を使用しているためオーク樽の影響を最小限に抑えられており、純粋な果実味が特徴的。
シルキーで滑らか、丸みのある味わいで異なる個性が楽しめます。
独自のスタイルを持つシラーズでグランジとの対比も面白い。
長期熟成で真価を発揮します。
現在は2014、2015、2017年を取り扱い中。 -
アール・ダブリュ・ティー BIN798 バロッサ・シラーズ 2020
Red Winemaking Trail(実験的赤ワイン)の頭文字から名づけられた赤ワイン。
グランジはアメリカンオークを使用するのに対し、RWTはフレンチオークを使用。
芳醇で柔らかいスタイルは筋肉質で、能動的なグランジとは好対照をなしています。
ブルーベリーやブラックベリーなどの青系の果実の香り、ヴェルヴェットな舌ざわりで甘さを伴っています。
現在は2015、2016、2017年を取り扱い中。 -
グランジ シラーズ 2018
オーストラリアの最も有名なワインで、南オーストラリア州のヘリテイジ・アイコンに登録されています。2018年は素晴らしい出来とされ、有名な5人のワイン評論家が100点を与えました。
ステファニーさんも「通常でも30-40年の熟成は可能だが、もしかすると50年以上も熟成可能なのではないか。これまでいいヴィンテージと言われている1955、1976、1986、1990、2010に続き、2018年も語り継がれるヴィンテージになるだろう」とのこと。
「2010年に携わった時も、もうこれほどまでに素晴らしいヴィンテージは二度とないよ」と前任のレッドワインメーカーであるジョン・バードから言われたが、2018年がリリースされた時に「二度目があったね」と言われたと笑っていました。
これからの入荷が楽しみな1本です。
現在2012、2014、2015、2016年を取り扱い中。
最後に
ステファニーさんは仲間のワインメーカーたちと共に、ペンフォールズの特長的なスタイルをワイン造りの中で表現することを楽しみ、自分の手がけたワインが世界中のレストランやセラーで多くの人々に楽しんでもらうことをとても心待ちにしています。
今後、最新ヴィンテージは日本にも入荷してきますが、現在ユアセラーでは、エントリーワインのクヌンガ・ヒルからトップキュヴェのグランジまで様々なヴィンテージをご紹介中です。
ペンフォールズのワイン哲学が詰まったボトルを楽しんでいただけたら幸いです。
ステファニーさんは仲間のワインメーカーたちと共に、ペンフォールズの特長的なスタイルをワイン造りの中で表現することを楽しみ、自分の手がけたワインが世界中のレストランやセラーで多くの人々に楽しんでもらうことをとても心待ちにしています。
今後、最新ヴィンテージは日本にも入荷してきますが、現在ユアセラーでは、エントリーワインのクヌンガ・ヒルからトップキュヴェのグランジまで様々なヴィンテージをご紹介中です。
ペンフォールズのワイン哲学が詰まったボトルを楽しんでいただけたら幸いです。
PRODUCTS取扱商品
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ペンフォールズ グランジ 2014
750ML 132,000円 (税込) 商品を見る -
ヤッターナ シャルドネ 2018
750ML 27,500円 (税込) 商品を見る -
アール・ダブリュ・ティー バロッサ・ヴァレー シラーズ 2015
750ML 27,500円 (税込) 商品を見る -
ペンフォールズ セント・アンリ シラーズ 2014 ギフト箱入
750ML 16,500円 (税込) 商品を見る -
ビン 389 カベルネ・シラーズ 2019 ホリデーギフト箱入
750ML 11,000円 (税込) 商品を見る -
ビン 407 カベルネ・ソーヴィニヨン 2019
750ML 13,200円 (税込) 商品を見る