シャンパーニュ　パイパー・エドシック　エッセンシエル　ブラン・ド・ノワール新発売

パイパー・エドシックのシャンパーニュの多くは、黒ブドウ品種主体で造られています。レジス・カミュ*がシェフ・ド・カーヴの時代に、まだほとんど使われることのなかった、コード・デ・バールのピノ・ノワールに注目したのもパイパー・エドシックです。ピノ・ノワールはメゾンの歴史を象徴する品種であり、その神髄を余すところなく表現するその比類なきスタイルは、創業以来、舌の肥えたワイン通の間で存在感を発揮してきました。

エッセンシエル ブラン・ド・ノワールは、モンターニュ・ド・ランス、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・バールの10クリュのブドウを使い、ピノ・ノワール80%とムニエ20%のブレンドで造られます。この割合は、従来の枠におさまらない独自の表現のためにシェフ・ド・カーヴが編み出した、言わばブレンドのアートです。

*レジス・カミュ：
シャンパーニュ　パイパー・エドシックとレア・シャンパーニュのシェフ・ド・カーヴを務め、IWCスパークリングワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを8回受賞している伝説とも言える醸造家

エッセンシエル　ブラン・ド・ノワールは、ブラン・ド・ノワールのステレオタイプを覆す、大胆なフレッシュ感とエレガンスを追求したスタイルに仕上がっています。キーワードは「バランス」。個性とエレガンスが融合し、フレッシュ感とバランスのとれたアロマ、テロワールの正しい解釈が複雑さを引き出しています。
香りは、みかんやアプリコットなどの黄色のフルーツから、ラズベリーやブルーベリーなどの赤や黒のフルーツへと変化し、月桂樹やスモーキーでスパイシーな香りが漂います。その味わいはキレよく、同時に芳醇。塩味を感じるミネラル感の後のフィニッシュは凜とした上品さのあるまろやかさ。繊細なバランスが表現されています。

パイパー・エドシックと同様に、このブラン・ド・ノワールも従来の枠に収まることなく、さまざまな味わいの可能性を提案しています。

素晴らしい骨格に、フレッシュ感を備え、調和のとれたメゾンの神髄を象徴するエッセンシエル。

■ 品種｜ピノ・ノワール 45%、ムニエ 36%、シャルドネ 19%
■ リザーヴワイン｜23%
■ セラーに入れた年｜2017年
■ 熟成期間｜澱とともに最低36ヵ月以上
■ ドザージュ｜6g/L（エクストラ・ブリュット）
■ テロワール｜50以上のクリュ

シャンパーニュ地方の多様性を表現すべく、地方全域から厳選した約50のクリュのブドウを使用。現行品は、6年の熟成を経ており、クリーミーなテクスチャーが楽しめます。プラム、ブリオッシュ、グレープフルーツ、ローストしたアーモンドのアロマ、塩味を感じるようなミネラル感があり、長い余韻が続きます。
しっかりとしたボディがあるため、食中酒として活躍します。

単一ヴィンテージのシャルドネにリザーヴワインを贅沢にブレンドし、ブドウ品種の個性を見事に表現。

■ 品種｜シャルドネ
■ リザーヴワイン｜30%
■ セラーに入れた年｜2017年
■ 熟成期間｜澱とともに最低36ヵ月以上
■ ドザージュ｜6g/L（エクストラ・ブリュット）
■ テロワール｜コート・デ・ブラン、モンターニュ・ド・ランス、セザンヌ、モングーの約50のクリュ

シャルドネの最高のテロワールを追求し造られたブラン・ド・ブラン。柚子、ライム、白い花などの繊細なアロマ、塩味を感じるミネラル感、リザーヴワインと長期熟成により加わった複雑さと深みがあります。

エミリアン・ブティヤは、シャンパーニュ生産者の一家に生まれました。ワイン学・農学エンジニアの学位を持ち、若くして、世界各国のワイナリーで豊富な経験を積み、シャンパーニュに戻ってきました。卓越性、大胆さと高い専門知識が評価され、パイパー・エドシックのシェフ・ド・カーヴに抜擢されたのが2018年。彼はシャンパーニュのシェフ・ド・カーヴの中では若い部類に入りますが、シャンパーニュのテロワールと世界各国のワインの知識を有し、サステナブルなブドウ栽培に取り組み、ワインのブレンドにおいてもフランス国内外で高く評価されています。

インターナショナル・ワイン・チャレンジ （IWC）のスパークリングワインメーカー・オブ・ザ・イヤー を、パイパーエドシック(IWC2021)とレア・シャンパーニュ(IWC 2023)で2回受賞しています。

伝統を守りながらも、自由な表現を目指して果敢な挑戦を続けています。エッセンシエル ブラン・ド・ノワールには、エミリアン・ブティヤ自身の個性とパイパー・エドシックの歴史的アイデンティティが理想のバランスで注ぎ込まれています。